喜右衛門園芸

植物栽培、観察、雑学、情報発信

最近多いオロスタキスの交雑について・3

Horticultural genetic contamination of Orostachys spp. ・3

オロスタキスに就いて幾つか過去に記事も書いた様に、同属を産地違いやタイプ違いで幾つも栽培している場合(全ての栽培者がそうである)必ず交雑が起きている。

仔を出す出さないに関係なく開花する大きさに成長した芽は必ず秋には開花に至り、そのまま放置すれば辺り一面そのタイプを栽培している鉢にも実生苗が発芽してしまう。

そして札を立てて栽培しているタイプと明らかに違うまたは見分けのつかない実生苗が混ざっている鉢になってしまうし、周囲にもいつの間にか幾つもの実生が生えている。

同属の様々なタイプを栽培している場合、必ず開花する苗は開花前塔が立ってきた頃には抜き捨てる必要があり、放置すべきではないしまたむやみに実生をするべきではない。

特に仔を一切出さない一稔草の複数のタイプを栽培する事は避けるべきです。

しかしそれぞれをコレクションしないと気が済まない、コレクションをせずにはいられないのが愛好者です。

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これは他のオロスタキス属特にツメレンゲタイプの開花すると思われる、または塔が立ちかけてきた全ての栽培苗(大した量ではない)を敷地内から全て処分し、

近所にもツメレンゲ類の栽培の有無また開花する様な苗の有無を調査し、更にフレーム内で飛来する動物をカットした状態で韓国のマルガリティフォリアの種子を採取した実生苗達です。

正確にはマルガリティフォリアの顔をした交雑苗であり、韓国の無知な山師の管理する圃場で様々なツメレンゲ、フィンブリアタ、その他未知なオロスタキスとマルガリティフォリアが交雑した苗よりの実生苗です。

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播種から1年3ヶ月経ちましたが、既に塔を立てているもの、タイプがかなりバラけた苗が出来ています。

この親はマルガリティフォリアと見分けのつかない苗でしたが、親とはにでも似つかないツメレンゲが出来てしまうわけです。

白く粉が吹いた物や葉幅が細く褐色な物はフィンブリアタ、葉先の辺りが褐色なのはマルガリティフォリアの血、緑のはツメレンゲやラティエリップティカと交雑した結果でしょう。

現地の画像を見た事がありますが、草地に棚を設置し多量の苗が開花している状態で多種、産地違いを放任していました。

交雑しない方が不思議な状態で、自生地から採取してきて苗が開花して枯れ膨大な交雑実生苗が育ち、仔を出すタイプも増殖した状態で何が何だか判らない状態と推察出来ます。

顔が似ている括りで何〜苗として販売しているのが実情の様です。

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この中に一番マルガリティフォリアに似ている苗が有りますが、未だ他のオロスタキスの血が残っているのは明白ですね。

だから遺伝子汚染は根深いと言うしかない。

 

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過去の記事、

" 最近多いオロスタキスの交雑について・2 "

を参照してもらいたいが、そこで紹介した実生苗達のその後です。

この実生苗の親はほぼマルガリティフォリアで遺伝子汚染が少なく、明らかな交雑苗は3本だった為選別を行いこれを元にマルガリティフォリアに戻す事を試みようと思ったものです。

園芸ではそれで十分で、植物栽培や園芸に於いて自分のみで楽しむには100%純粋である必要はないが、そこは愛好者の性です。

栽培品マルガリティフォリアとして見ていたいだけなので本来似ている交雑品でも良いのですが、

マルガリティフォリアに関しては明らかな種でツメレンゲタイプには似ておらずとても良い植物ですから、やはり特徴を最大限に継承する苗にしたいと考えた訳です。

マルガリティフォリアは仔を全くまたは稀にしか仔を出さない一稔草で、開花すると枯死する為維持するには必ず実生するしかない植物です。

だから他のオロスタキス属ツメレンゲタイプを同所で栽培していては交雑は避けられない、なんとも栽培しづらい植物です。

でも開花するまでは他には無いロゼットで、何とも見ていたくなるのは愛好者、園芸者です。

過去の幾つかの拙い記事も参照の上、人気のオロスタキス属植物の栽培、園芸について愛好者の目線を共有して頂きたく記事にしました。

また何処経年変化を記事にするかも?知れませんが、5年近くに渡り追跡してきたオロスタキス属植物は一旦区切をしたいと思います。

またグッと来た(言い方が昭和)事がありましたら、記事に書いてみたいと思っています。

 

 

 

ショート・34 Conophytum ricardianumの問題点

リカルディアヌム、国内ではあまりメジャーなコノフィツムではないかもしれない。

感じ方は様々だと思うが園芸的にはあまり栽培していて面白味のないもので、それなら似ている他の種を育てていれば良い様に私は感じる。

単なるコレクションアイテムの一つに過ぎないと感じるが、入手金額にもよるが愛好者であれば一度は入手して見たくなるのは解る。

 

実際には葉の増えは良く丈夫で良いが、御世辞にも着花が良い物では無い。

私もかなり以前に栽培した時は大きなマットになっても花が1、2本でした。

だからコレクションとしてあるのみで、栽培して楽しくない存在になってしまって徐々にその気がなくなってしまった。

それなら何故急にこんな事を書くのか理由を書いてみたい。

 

このリカルディアヌムには2亜種が存在する事になっている。

C.ricardianum ssp. ricardianum

C.riccrdianum ssp. rubriflorum

基本亜種リカルディアヌムと亜種ルブリフロルムだか、基本亜種リカルディアヌムに関しては全く問題はない。

明らかな種であり割れ目である裂溝が極小さく、表面は滑らかで小さく薄めの斑点と、葉縁から下側面はロート状で紅をさすものもある。

丁面は切り型僅かに窪む事もあるが、多くは平らで葉縁には丸みがある。

花色は白からピンク色まである。

 

次に亜種ルブリフロルムには少々問題がある。

最初に発見されサンプリングされた個体は基本種とは全く違う見た目を持っていた。

葉姿は切り型に近いが丸みを帯びていてグラツム種に似ている。

亜種リカルディアヌムと比べ斑点は大きくハッキリしている。

発見当初から残っているクローンから繁殖に努めた様だが受粉しない、しなかった様で種子が得られていない為目立った流通は無い。

花はハッキリとした濃いピンク色。

 

両亜種とも葉姿の変異は少なく、亜種ルブリフロルムはそもそもサンプルが少ない為変異があるのか無いのかハッキリしないのが実状です。

いつの間にか亜種リカルディアヌムは花は白、亜種ルブリフロルムの花はピンクと言う間違いの区分けが一人歩きしてしまっている。

先にも書いたが亜種リカルディアヌムの花色には白からピンクまである。

その他にちゃんと亜種ルブリフロルムは存在しているのです。

 

偏りはあるが、私は随分多くのコノフィツム属植物の個体を見たと思うが亜種ルブリフロルムが流通しているのを見た事がない。

有るのは亜種ルブリフロルムの名で、亜種リカルディアヌムのピンク色の花を持つ物が流通しているに過ぎない。

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関係ないと言えば関係はないが、画像は文面に出てくるグラツム種の1タイプです。

亜種ルブリフロルムの斑点は亜種リカルディアヌムより大きくハッキリとしている。

 

最近見た物ではピーター・ブレインスに由来する亜種ルブリフロルムとされている個体ですが、

あれは亜種リカルディアヌムのピンク花個体でしょう。

亜種ルブリフロルムの葉姿には似ておらず、亜種リカルディアヌムの葉姿に酷似し、開花していなくては花色が判らない。

亜種ルブリフロルムは開花しなくとも葉姿で、少なくとも亜種リカルディアヌムとは容易に区別がつく為、現在亜種ルブリフロルムとして流通する個体の全てが亜種リカルディアヌムのピンク花個体と思われます。

 

 

 

 

 

 

ショート・33 春に抜き苗を買うとどうなるか。

2026・3・12

一度やってみたかった事をやります。

半年に渡り随時このお題の下に日付入りで付け足していきますので、参考にしてみてください。

 

折角元気な自分の栽培品を、この様な状況にするのはなんか忍びない。

まぁ増えた栽培品を整理して大量に捨ててきた私の言う事ではないが、その様な苗を購入して復活させる事が出来るかと言うのをやってみる事にした。

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近年一年中この様な状態のものが流通している。

このまま用土に挿して、あたかも栽培中の状態であるかの如く見せて販売している。

状態は御世辞にも良いとは言えないし、根は付いているが既に機能を失っていると思われ、物によっては短い茎で根はない物や挿し穂もある。

これが8月も後半なら発根も可能だと思うが、まだ夏至前なので根の動きはない。

以前に秋に葉挿しをする為に処理している時、手元から落下した葉が行方不明になった事があった。

その後翌夏に葉が更新され根当りがある状態で見つかり、それを挿した葉は見事に復活した。

それからすればこの状態でも復活する可能性はある。

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でも水を吸った健全なものであったが、こちらは大分脱水しているので条件としてはそれより悪い様に思われる。

これをこんな風に寄せて様子を見る事にした。

この何年か時期ハズレの苗の入手があって気をつかうが、復活したら良いかなぁ〜位に気楽に待った方がよい。

これで折角楽しい園芸が神経衰弱になっては、何を得たいから園芸をやっているか解らないから気を付けるとしよう。

 

2026・3・28

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2週間が経過して水分が失われつつあるが、天気があまり良くない為気温が低めな事もあり劇的に変わった様子は無い。

しかし新しい葉は準備されている様だ。

 

2026・5・17

間か開きましたが現在の様子で、かなり水分が減ったのが判ると思います。

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赤丸の物は葉挿し状態で根が無いもので抜いてみましたが、当然根が生えているわけもなく新葉はあるもののかなり厳しい状態です。

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引き続き観察を続けて行きます。

 

2026・6・27

梅雨時期で日照が全くない日が続き雨が降りジメジメですが、ふと忘れかけていた鉢がどうなったか思い出しました。

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前回から1ヶ月進んで見ると外皮の鞘の乾燥が更に進んだ事が解ります。

今シーズン普通に放任している路地棚(勿論簡易雨避けの屋根はあります)のコノフィツムの外皮の乾燥は非常に悪く、皆青く水分を失っている物は少ないです。

恐らく春先の夏日や日照が関係しているものと思われますが、断水していても日照が少ないと乾燥のスピードはかなり遅くなる様です。

一方でこの鉢のサンプルの根は殆ど機能して無い、全く無い状態な為外皮の水分は環境に関係なく失われてしまっています。

来月忘れず思い出したら半分は継続し、もう半分は別な実験をしてみようかと思っています。

 

 

ショート・32 大和柘榴石 恐るべし 〜 Lithops otzeniana "Yamato Granat"

今回はネットに出ている情報なのですが、ちょっと驚いてしまったのでご容赦ください。

 

昨年の秋遅くに久々にリトープスを入手してみたが、すっかり忘れていた。

実生苗で未だ小さく本来なら凍結しない様な気を使わなくてはならないはずだが、何を思ったのか半軒の路地に置いていた。

うっかり降雪や雨が大量にかかってしまうと凍結してしまう様な場所で、冬季はしばらく水やりは出来ない。

簡易的な暴風避けのビニールをL字にはってはあるが、平気でマイナス2、3度になる。

もう15、6年ほど栽培している少量のリトープス置き場で空いているスペースに置いたが、置いてから3ヶ月以上全く見ていなかった。

と言うより購入した事を今日まで思い出さなかっと言う方が正しい。

1ヶ月ぶりに水やりで暴風避けのビニールを外してみると、水やりを止める程の場違いな色が目に飛び込んで来た。

そのリトープスは流通名大津絵の選別品でヤマトグラナットです。

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夕方でライト下で撮影したので少し暗んでいますが、昼間は本当に蛍光色でキスキーグラナットの比ではないですね。

これはもう脱皮が近いころで裂溝から下の方に新葉が見えるが、生育期の色はどんななんだろうか。

このヤマトグラナットの由来は言うまでもないが、確か6、7年前だったと思うが群仙園にお邪魔した事があった。

その時色々な話の中で、ペトルさんがキスキーグラナットを買いませんかと典彦さんに言ってきたと聞いたのを思い出した。

確かその時は纏まった数の苗だったと記憶しているが、そこから実生選別を計画していたんですね。

当時も選別中のリトープスが幾つもあり、やっぱり厳しい目で選別している凄さを私は覚えている。

その時からしばらくお邪魔してないが、更に面白いものを作っているに違いない。

 

 

 

ショート・31 園芸コノフィツム 〜 初心者の購入する時の注意点、雑記。

最近植物栽培は屋外から屋内で行う方が増えて来た様に思います。

天候に左右されず、芋虫やナメクジ等害虫からある程度被害を免れるし室内栽培のknow-howも確立しつつある。

近年の予期せぬ気象の乱れにより、屋外での植物栽培は年々難しくなってきている。

そのうち植物栽培は屋内で、と言う様になる日が来るかもしれない。

しかし私は植物を家の中に入れて栽培するのには抵抗があるので、屋外での栽培にあえてこだわりたい。

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苗の入手期間は抜き苗か鉢植えかで決まる。

苗の入手は愛好会、店頭、販売サイト等で様々な物を入手できるが、販売形態で入手して栽培が可能か否かが決まってくる。

勿論鉢植えなら何時の時期も購入し栽培出来るが、4、5月物によっては3月位から8、9月までの期間は一般的な表現で休眠期にあたる為、新葉が鞘に包まれているので姿、形、色、模様等、本当にその種類か判らない。

だから販売する側も提供し難いので、必然的に流通はしなくなる。

だから販売している期間は8、9月から2、3月までの期間の入手になります。

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では抜き苗の形態での入手期間はどうだろう。

コノフィツムは短日植物(短日長日植物はどの様な植物を指すのか個々に調べるべし)である為、

根に限って言えば、

基本夏至から冬至後10日頃までの間しか

発根、成長しないのである。

冬至を過ぎた後の抜き苗入手は基本ダメである。

休眠入り(栽培では状態や種類によってその時期はまちまち)までの期間は、普通に生育している様に見えるが、休眠期に入った後迎える高温期に大抵枯死してしまう、または枯死するリスクは最大限高くなり失敗してしまう。

だから活着した用土、細根をすっかり落とされた販売形態では、もっと早い時期9、10月、11月中旬位までの入手でないとならない。

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また販売する側もワザだとしか思えないが、

販売される事が珍しいものをその様な時期に抜き苗で販売しているのが散見される。

どうしても入手したい場合で、

冬至が近いまたは翌年1、2月に抜き苗形態の販売だった時のリスクをかなり回避出来る方法を示したいと思う。

抜き苗ではなく鉢から植物を抜くだけにしてもらう事です。

植えつけて時間が浅い以外は用土をしっかりと抱えていて、鉢の中は根鉢と言う状態またはそれに近い状態になっている。

具体的には鉢から植物体を抜いていくと、根が用土の粒間に入り込んで、根周りに用土が沢山着いている状態。

これを活着している状態と言うが、この活着している事が重要です。

販売形態が抜き苗となっていたら、先の理由を説明し活着した用土を限り無く残してもらい発送してもらう事でリスクを軽減できます。

入手後は足りない用土を補えば良い。

(用土は同じにする必要はなく、既存の根鉢を保つ為に足す)

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これに応じてくれない販売者からは購入しない方が賢明です。

事前に話し合って購入を決める事が出来れば良いですが、購入後の話し合いで拒否される場合もありますので、基本的に時期を逸脱した抜き苗の購入はやめた方が良いです。

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ここに貼り付けた画像は本文とは全く関係ない物ですが、文章だけでは目を引かない様な内容の為

あえて昔の画像を掲載しました。

この様な画像を見ればちょっと園芸コノフィツムを始めてみようかと思ってもらえると嬉しく思います。

ショート・29 園芸コノフィツム 〜 招かざる昆虫達

花盛りだと日中にはヒラタアブの仲間が花から花へ、陽の当たる時間に僅かな香りに誘われてわたり飛んでいるのを見かける。

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花粉を食べる花粉食動物が発生しているが、これら以外にも何だか判らない硬い光沢のある表皮で、丸く黒っぽい0.5mm程の甲虫も鉢内をゆっくりと動きまわっていてその数2、30匹、こんな物もいる。

一体何をしているのか、何時から居るのか判らない。

昆虫が居ないように見えて実は大量にいるので、気づかなければ良いが気づいてしまうと何とも。

屋外で(温室でも同じだが)栽培していれば仕方がない事と思うが、何とも何をしているのか栽培に実害が有るのか無いのか気になります。

カイガラムシやコナジラミ、ハダニは実害がはっきりして有る為、ほって置くと大変な事になるので駆除の対象になる。

駆除と言っても手間のかかる、または薬剤散布が出来ない場合もある。

ヒラタアブ類は花粉媒介をしてしまう為、交配実生がされてしまう為、シブリングや狙った交配で

種子を得ようとする場合には隔離しなければならなくなる。

花粉食動物は昆虫類とダニ類で膨大な種になるが、ここで言うのはアザミウマの仲間になる。

花の中に沢山住んでいて日中特に花粉を吹く時に活発に活動している。

大きさは縦長棒状で1mm程で良く見なければ気にならないが、花一つに多いと2〜30匹もいたら気持ちの良い物ではない。

調べてみると花粉を包んでいる表皮を破り、内容物を摂取しているとある。

これによる受粉への影響は今一つよく判らないが、種子を採る事には然程問題はないのかも知れない。

最近だとこんなのも来ていたんだと思ったので、画像に収めた。

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夕方の画像で荒いがスズメガの仲間が数匹来て蜜を吸っているのを目撃した。

滞在時間はそれ程長くないが、毎日来ている為種子を得る場合の自然交雑は避けられない。

害虫となっているのかそうでないのか、そうでない場合はそのまま見過ごすしかないが、まったく色々な昆虫達がいるものです。

 

 

 

 

ショート・28 趣味の園芸 〜 雑記

趣味の園芸のに於いて、愛好者は見る、増える、最近は販売する、それぞれの楽しみ方があると思う。

極一部ほぼ栽培不能や増え難い物を除き、兎に角良く増えるまた故意に増やすのであっと言う間に置き場に困る。

困らない方もあるかもしれないが、いずれ持て余す事になるのは必定です。

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そうなると愛好者は無償配布、交換、販売、又は自分で捨てるしかない。

無償配布は愛好会にでも入っていなければ中々出来るものではないが、まず無償でそれらを配るなど普通出来る事ではない。

売ろうとすれば売れる訳だし、それをお金に換えればコレクションに加えたい物も買えたり、かかる資材や肥料代にも出来るのです。

交換も愛好会員でもなければ中々出来る物でもない。

以前私は某販売サイトで取引をした宮城県在住の名の知れた愛好家と情報交換をしていたなかで、交換なら出来るとの事でそれに応じた事があった。

しかしその人物は信頼に値する人物ではなく、

交換で出して来た品物は似ても似つかない品違い品で、問いただしたら此方ではその名前で栽培されているのでそう言われてもと言う回答であった。

その回答は直ぐに嘘だと言う事が判り、私が向こうの希望の物を揃え送った事でまんまと騙し取られた結果になった。

それ以来交換はしていないし、交換するくらに増えた物なら販売した方がまたは捨てた方がマシだった。

販売も簡単な様で簡単ではない。

お金が絡むと対お客さんの関係になるので、対等な関係ではない為色々なトラブル、嫌がらせに直面する事になる。

オークションサイトや販売サイトでは購入者の方が販売者より保護されているので、トラブル回避や嫌がらせに対して自分で対策しなくてはならない。

それでは増える物をどう処分しつつ、植物栽培を楽しんだら良いのか?

まず栽培しづらいまたは難しい(自分を含めた多くの方が枯死させてしまう)植物栽培に挑む、また通常は増えない(故意に増やさなければ)植物ばかりを選んで楽しむ、成長が極めて遅い植物栽培を楽しむ、です。

あとは増える植物は捨てる、です。

私は随分前であるが場所問題や園芸的に札落ちのままの物を、何百と言う単位で捨てた事がある。

こう言えばなんと勿体無い酷いことをすると言う声が聞こえる様な気がするが、その声をはっきり聞く手段や接点がないので私には幻聴でしかない。

場所や自分のやりたい事の為なので粛々とやるだけである。

札落ち品を購入したい愛好者はまず居ないし、

札落ちを販売や譲渡、交換で流出させてしまえば、混乱の片棒を一つ担ぐ事になってしまう。

また自分で交配実生し得た苗で選別落ちした物等も、販売や譲渡はしてはならない。

これだけはどんな愛好者にも徹してもらいたい事です。

但し札落ち品であっても園芸的に優れた物は結構あるのも事実で、後になって個体名が判明する事もあるから惜しいと言うと惜しい。

だからと言って販売するのはやってはならないと私は考えます。

また適当な名前での販売も。

現在も販売サイト等では品違い品が随分と流通していて、酷いあり様です。

上から目線で申し訳ありませんが、

愛好者の皆さん、御自分の栽培品に就てもっと良く調べ学んでください。

名前が付いている、その名前で購入した、こんな感じだからとの理由で、これがそれそのものなんだと思い込む、また信じて疑わないのは止めましょう。

出来る限りの資料を探し、この個体は何であると言う根拠、確証をつかみ自信を持って譲渡出来る物のみを譲渡してください。

◯◯カリ、◯フ◯◯等または各出店サイトを覗くと、それはそれは酷い販売をしている。

海外の方の出品なら仕方が無い部分もあるが、国内の業者や愛好者の場合も酷いものがある。

どの場合もそうだが、本物の眼を持つ愛好者が存命であった頃に後継者が育っていないのが一因となっていて、毎回ではないが園芸品種の資料を時々この場に出す様に努めている。

御自分の栽培植物に対してより深い愛着があるなら調べるはずと私は考えます。

根拠や確証が無いまま他に販売するのは止めて余剰が出たら捨てましょう。

 

 

 

 

 

ショート・27 園芸コノフィツム 〜 宇田朝臣

多肉界の父と言われた男庭氏と並んで宇田氏の名前は有名ですが、流通名や個体名に特定の個人名が付くのは余程良い特別な物だと思います。

現在ビロブムは学名上の種類は少なくなったが、古くは葉姿や葉質等で細分化されそれぞれに変種や亜種名があった。

その名残が今もあって時折り見る事が出来るが、それ程外見上の変化が大きく色々な物があり見ていても楽しい。

それもあって国内に入ったビロブムも様々で、それらを使い実生も数多くされた。

その度に流通名や個体名を付けられて呼ばれた為、それら一部は現在もその名の物が見られます。

大半は葉姿の違いでまた個体名ではないので、現在はあえてその名前を使う必要はないです。

一方で数少ないが個体名で呼ばれる物もあり、今回の宇田朝臣もその一つです。

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朝臣は赤耳少将、赫将、小公子と共にキールの赤く染まる物に付けられた名前だが、それぞれが数多く実生されたり交配されたりして、個体を見てこれが少将だとか小公子だと言い難いのが事実で、それぞれ完全に流通名です。

この朝臣も流通名に過ぎないが、宇田朝臣は少し違う。

詳細は知らないが輸入や国内の実生品から宇田氏が選別した、または物と思われるが、キールの赤さはかなりの物でシーズン通してルビー色、花が咲けば径40mmを超える大輪です。

花が咲けば勿論だが、花が無くとも区別がつき易いビロブムではないかと思われます。

ビロブム〜大型黄花タビ型、何となく注目を集める事は稀で丈夫な事もあり雑に扱われる事がある様に思うが、もっと栽培数が多くても良いと思う。

 

 

ショート・ 26 園芸コノフィツム 〜 赤毛ブッシュマン

現在では輸入品や実生苗にも、キールの赤い固体は数多くある。

葉の質感とキールが赤いものでは上位にあった、輸入由来の赤毛ブッシュマンと呼ばれた個体がある。

キールは赤く染まり細身でありながら葉質はビロード状のものです。

信州老舗園芸店であった錦園が輸入した苗に名付けて販売されたが、どの様なデータで輸入されたのか今となっては確かめようが無い。

以前から似たものが無いか見て来たが、大抵の場合リスト名はあるがそれに付随する画像が無い。

メサガーデンのオンラインカタログには近年画像が付き始めたが、それでもほんの一部であり確かめるには片っ端から種子を購入し実生して個体を得て見なければならない。

原種由来であるのは違いないと思うが、データもないとなると園芸品(私の考え)または栽培品なので、この個体は赤毛ブッシュマンと言う個体名で今後も残していってもらいたい一つです。

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あまり良い状態の画像では無いが、休暇明けからキールには色が出ている。

但し既に肌にシミが出る事があるクローンがある為(画像左手前の葉)、園芸品に多い病気が見られる。

全てのクローンではない様に思うが、症状の出ないクローンは大切にして感染の無い増殖に励んでもらいたい物です。

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原種由来で種子も得られる為、セルフ、シブリングにより新しいソックリなクローンを得た方が将来的に良いかもしれない。

ショート・25 園芸コノフィツム 〜 御所車 と 京御所、少し花水車

色々ある巻花品種のなかで、御所車程バランスのとれた物は他にないと私は思っている。

御所車は巻花品種が無かったころ最初に発表されたもので、その後御所車を元に作出されたのが花水車である。

京御所の出生を私は知らないが、御所車が作出された老舗園芸店の錦園ではない。

以前から御所車や京御所は流通があったが、花水車に至っては最近まで一部の愛好者のみが楽しんでいたにすぎなかったが、良く増える為流通する様になったのは嬉しい限りです。

ただ京御所を御所車とされて流通していたのを過去に何回も目撃しているので、あらためて品種の違いを見てみたい。

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御所車の花がイマイチではありますが、3品種まとめてみました。

御所車で見れる様に、咲き出しでは花弁が十分に伸びていない為未だ巻いていない。

咲き切ると花弁が曲がるのもさることながら、一枚一枚が捻れるのが巻花品種の特徴です。

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満開ではありませんが、最高潮であれば全てが同時に開花した姿は巻花品種でトップだと思います。

ほぼ完全に復色を示す花で、中心の雄蕊の黄色があり花弁の中ほどまで薄いクリーム色で、その後がハッキリとした有色です。

花全体としては明らかに巻いていて、植物体の状態や水加減、陽の取り方にもよるが、ハッキリと巻き平開する。

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次に京御所ですが、御所車に比べ花弁の数が若干少ない事と、曲がりが緩い為やや弱い印象となる。

また御所車に比べ花弁が綺麗に一律に曲がり捻れるのでは無い為、整然さに欠ける印象です。

復色の花ではあるが咲き切った時でも白っぽい部分が少ない事が多く、御所車では薄いクリーム色に対して殆ど白な事も違いです。

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余談ですが花水車です。

御所車に何の花粉を付けたのか不明ですが、御所車に似た物が出来たが、個人的に親は超えてない様に思える。

詳しく花を見てみると、何か花弁が咲き切っても御所車より短い様に思う。

よく巻いて捻れているが、花弁が短いのでごちゃごちゃしている様に感じるのは私だけでしょうか。

その他ははっきりとした桃紫とクリームの復色で花粉が多い。

作出者の錦園園主が語っていた様に、花軸がもう少し長ければバランスが良いかもしれない。