喜右衛門園芸

植物栽培、観察、雑学、情報発信

Gasteria armstrongii 臥牛です。1

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ガステリアを最初に見た時の印象を今でも忘れない。
何だこれは、良い意味ではない感想だ。
しかし時間が経って趣向が変わったのだろう。
間違いなく歳をとった事と関係がありそうだ。

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私はガステリアの中でもアームストロンギイが特に好きだが、全般に葉幅が広く短い、いわゆるダルマタイプの物が好みです。
他の種類との交雑品でも良いものがあるし、実生による地模様の綺麗な物や斑入り品などは、かなり高価でとても手が出ないので見るだけにしている。

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この様に葉渡り(画像の個体は長手は8cm)に対して葉幅(5cm)の広い物は海外でも稀なようで、最近はアジア圏のコレクターに好まれているようだ。

国内での栽培は古く、古典園芸と言われる分野の万年青(オモト)の栽培家に好まれていました。
成長のスピードや根の感じが似ていたりしますが、栽培環境は大分違うのでどの様に折り合いをつけていたのでしょうかね。

最近特に実生も盛んになった様に思います。
種子は沢山取れますし蒔けば簡単に発芽しますので、良い親木(斑入り品からは斑が遺伝します)があればやらない手はないです。
しかし単なる斑入り品はあるが、フォームと柄の良いものは簡単には出ません。皆さん頑張って下さいね。(他人事です)