喜右衛門園芸

植物栽培、観察、雑学、情報発信

センペルビウム・あれこれ 3 Sempervivum et cetera

今回は両者は同じか否かをテーマにしてみたいと思います。

特にセンペルビウムの様な世界中で品種のが作出されていて、互いに似たものが多く品違いが必至な物については禁断なテーマに違いない。

 

先ずは、“ 栄 ” と “ カルカレウム・モンスト ” を紹介したいと思います。


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“ 栄 ” です。

私はこの名で入手して以来長く栽培して来たセンペルですが、由来など全く判らない状態で今日まで来てしまいました。

また入手した時期が悪かったのか、用土が庭土で排水が悪かったのが原因か、生育が悪く最近まで増えては枯れを繰り返してきた為、何時枯れてもも仕方ながないと思ってきました。

 

他のモンストにもありがちな増え方をするもので、画像の様に仔がでるが表面からランナーが全く確認できず、極端に短い為に株が立体的に塊になります。

そのうち後から出て来た芽は、先に大きく成長した芽に押されて弾き飛ばされる様に、ポロッと塊から取れます。

その頃にはランナーは枯れていて、仔は新たに細い根を短く出しているので挿します。


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一昨年から水やりの管理を徹底した結果、ようやく仔が吹いても元の株の芽が枯れたりしなくなって、上画像の様に仔苗を作る事が出来ました。

そうなると一番気になる由来についてです。

この名前は人名であろうとは想像がつきますが、苗字?名前?何方もありえる名で迷ってしまいます。

何方か由来、来歴を御存知でしたらコメント欄にコメントしていただけたらと思います。

 

 

一方 “ カルカレウム・モンスト ” と言う物です。

以前から気にはなっていましたが、入手は最近です。

こちらも由来は判りませんが、今の所名前の通り原種calcareumとされています。


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お気づきとおもいますが、“ 栄 ” と“ カルカレウム・モンスト ” は大変良く似ていて、同一のクローンでは?って思っちゃいますね。

この様な変化葉を持つセンペルビウムは、そうは無いので、恐らく同一の物だと思います。

 

今後観察を続けてみたいと思いますが、やはり ” 栄 ” の名前の由来と来歴が気になります。


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