喜右衛門園芸

植物栽培、観察、雑学、情報発信

Conophytum garden hybrid No.5

園芸コノフィツム覚書き・5 “ ニゴリエ

信州・錦園の作出で、花の形(花弁の形)と花色が他にある園芸品とは変わっているものです。
葉の形はやや細身で腰高

{腰高とは、重心が高い時に使われる言葉だが、足袋型を人の胴体に似せて裂葉を手に見立てた表現}
足袋型では殆どの場合腰高ではあるが、裂葉と合着した葉とのバランスでより腰高に見えるのです。
特に裂葉は短く、胴が長い、葉の付根に短い又は長い茎を持つ物は、重心が高い見た目になります。

大型に分類され1枚の場合では40mm程になります。
葉数が増すとそれなりに小さくなりますが、それでも全長30mm程にはなります。


長く栽培していると幹のように茎が目立つ様になり、調子が良いのはせいぜい20枚程でしょうか。
どんな園芸品の親たちから誕生したのかは不明ですが、茎が立ち上がるものは原種、園芸品にもあり興味を持っています。
花色も何と表現したらよいのか、カタログには赤紫とありますが実際はデリケートな色合いです。
花着きは比較的良い方で、1枚の葉挿しをした状態でも開花します。
花弁はやや細長く、先が緩やかに細くなって尖る傾向にあります。