帝冠〜オブゴレニア・デネグリイ、一属一種として有名でストロンボカクタス、菊水と共に古くから栽培されています。
この帝冠は以前からいつか栽培してみたいと思っていたサボテンだったが、なかなか手が出なかった。
最近になり実生苗が多く出回り購入の機会を狙っていたところ、何か少し変わった帝冠が出ていたので購入することにしました。
カキ仔でしたが、細工をして鉢に伏せて置いたら難なく発根して葉色も良くなり、何回か開花していました。
しかしながらこんなに大きくしてからカキ仔にしなくても良いような、、、。
疣の感じが少し違う、短葉(疣)なだけなのか通常の個体とは見た目が違う。
花も観察し調べてみたが、帝冠の花でした。
発根して水を吸う様になれば変わって来ると思っていたが、変わったのは正気を取り戻して色艶が良くなったのみ、その物は何も変わっていない。
何か大疣の菊水でも交雑したのではないかと疑いたくなるが、原種を栽培してそこから採取、実生をしている栽培品には、交雑した物や交雑したのか疑わしい物、原種と見分けの付かない様な交雑品も流通しているので、怪しい限りです。
私はこの個体が交雑品であったとしても、鑑賞するには非常に優れた物の様に思えるのですが、由来が判らない。
恐らく実生間もない物を無数に接ぎ木した物である事は違いないと思うが、国内でされた物では無いようです。
それは入手元が販売している他の植物達の殆どが流行りのベアルート苗、根を整理され株元からバッサリ落とされた物、カキ仔ばかり。
国内ではそこまでする必要は無いですから、輸入品である事は違い無いですが、その他全く判らない。
この兄弟と思われる数個体が同時期に販売されていたのも気になる所で、この個体と全く区別出来ない物でした。
またカキ仔として流通する事を期待しながら、栽培を続け採種して見たいと思います。
またこの個体に関する情報提供をお待ちしております。